ロードバイクのポジションについて~速い人はどのようなポジションなのか?~PART1
どうも。今回はロードバイクのポジションについて自分なりの意見を書きます。
初心者にも乗り込んだ人にも、ある程度適する決め方です。
プロ選手を研究し、落差や体の位置などから確認できるロングライドなどで楽に走れるペダリングをするための、比較的長い時間の巡航速度を上げるための、ポジションという風にも解釈していただいて構いません。
注意ですがあくまで一個人の見解ですので間違いも必ずどこかにはあると思いますが、そこはご容赦下さい。
※下に新しいリンクを追加しました。
目次を追加してみた。
急な話ではありますが、私は圧倒的に体型はクライマーです。まぁ初めて一年半程度で脚質どうこう言うつもりはありません。当たり前です。全てぽんこつなのです(笑)
ヒルクライムにおいてのポジションではありません、、。
私の身体データを一応出しておきます。
身長 160cm
体重 50kg
体脂肪率 11~13%?
股下 73.5cm
腕の長さ 158cm
パワーデータ
vo2max 60ml/kg/分(vo2maxパワー(5min) 250W)
20minTT 200W
ftp(推測) 190W←そんな出来る気がしない。
ね?低いでしょう?(笑)
これくらいにしておきましょう。余りに深く言っても面倒くさくなるだけですね。
はい。見てわかるようにポンコツですね。
体重が軽いのに体脂肪率が高い訳ですからもっと絞らないと結果は見込めないでしょう。一般的に極めたクライマーは1kg 1gまで削り、心肺機能を極限まで高めています。
本来私の身長、体重を考慮した場合、全体的に強くなりつつ山を得意分野にしていくのがいいと思っていますが、実は私は、、、
平坦を愛しています。
よって山を重点強化しようとはあまり思えないのです。(山好きなクライマーさんごめんなさい、決してクライマーが嫌いという訳ではありません。寧ろ尊敬します。)
そんなこんなで平坦を速く走る方法を自分なりに調べていました。
そんな時にカンチェラーラを知ったのです。(前の記事参照)
プロの単独巡航が速い人を見てみる。
平坦を速く走るといったらやはり個人タイムトライアルでしょう。(カンチェラーラ、マルティン、ウィギンス、エバンス、キリエンカ、etc,,)
この中でも前三人について写真を大量にかき集め、どんなポジションでどのようなペダリングをしているかを研究してみたところ、色々なことが分かりました。
(もちろん彼らが行っている動作は結果として、つまり、その行動が元ではなく彼らの身体構造でタイムトライアルを行ったときに出る個人的なものに過ぎないかもしれません。あの人達はジュニア時代からメチャメチャに強かったですし。)
その中でも面白いのはやっぱりカンチェですね。皆さんご存知カペルミュールでの事件、「KO☆SHI」です(笑)。この時の腰とは微妙に違いますがこの人の大きな特徴は腰です。そのペダリングについて書くと暫く続くのでまた今度。(下のリンク参照)ポジションと言いましたが書くのはサドル高とかでは無く走ってるときの意識みたいなものですかね。
これが2010年ロンド・ファン・フラーンデレンの最後の独走のカンチェ。
ファビアンカンチェラーラのポジション
引用元のサイトが消えてます。
どっかで拾ってきました。
http://www.cyclingweekly.com/news/latest-news/photo-special-tour-of-flanders-2010-61946
Cycling: 94th Tour of Flanders 2010 Pictures | Getty Images
こんな所でしょうか。
腕と背中の関係
巡航時カンチェが頻繁にとるポジションは2番目、若しくはもう少し深く、2番目の写真の背中が地面と平行になるくらいにしたタイプのです。
次が1番目の比較的ゆったりとしたポジションの写真。
3番目はめったに見ない気がします。1番目との差は手首でハンドルを引き寄せているという所ですね。これも分類としては腕の真ん中より少し手前でハンドルに乗せるスタイル「ttポジション」でとりあえずはいいでしょう。
そしてこのポジション、速いです。普通のブラケットポジションで34km/h程度で走っているところからttポジションにすると、35km/hくらいには自然になります。非常に優秀なポジションです。しかし、これにも欠点があります。交通安全の面では、自転車の操作に不慣れだと危ないことや急ブレーキが効かないということでしょう。どこの記事でも言われますが、見通しの良い場所でやりましょうね。
筋肉の側面から
そして競技という面からみると、
筋肉不足でこれをやると結構早く上半身にガタが来ます。
落差が激しい方は腕が打ち身になった様に痛いでしょうし、体を上に持ち上げる為に上腕三頭筋を使用します。 逆に落差が無くて体を起き上がらせまいとすると肺が潰され、息が上がるのが早まるでしょう。
それに、トレーニング不足な私の様に上半身の筋肉、代表として体幹群(腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、横隔膜)が大幅に不足していると、背筋や、腰が大分来ます。(ケイデンスによることもあります。
皆勘違いしてるのか、それとも言い方を間違えてるのか、「体幹」って医学的には背筋とか腹直筋じゃないんです。腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、横隔膜の4つです。腹式呼吸、ドローインとかで鍛えられます。
とにかく今は悪い点を多く上げましたが、落差を適正に調整し、筋トレ等をしっかり行えばこのポジションは長時間維持することが可能です。(限界はあるけど)
このポジション(これに限らず、下ハンなどエアロポジション)は古めですが、論文でも空力的にいいとされ、前傾を深くすることにより、ペダルに体重を乗せることが出来ます。
因みに、このttポジションですが、腕を更に前に出し、幅を狭くすることで更に空気抵抗を削減することに効果がありますが、おそらく40km/hまで程度ならばそこまで極限にしてまで漕ぎづらくする必要はないと思います。
1番目の写真のカンチェくらいがいいでしょう。(この人の落差は15cmですが。)
最後の写真について、カンチェはロードで余りこのポジションは使わないとさっき書きました。彼のその真意は不明なわけですが、このポジションをロードで使う人がいました。それが今世界選手権4回制覇のあの人、、
トニーマルティンのポジション
引用元https://www.sram.com/stories/le-tour-21-images
トニーマルティンとカンチェラーラの最大の相違点とは?
この人はカンチェと正反対ともいうべきttスタイルですね。カンチェはほぼ背中を丸めません(所謂ヤマメ、おじぎ等)が、マルティンはこれでもかと言わんばかりに丸め、アホみたいなビッククランクをぶん回してるわけですが(この人も落差15㎝です)、落差がない人はこちらの方が空力は上がると思います。(そもそも背中伸ばすタイプの人って大きな落差がないといけないってどこかで見たし、、丸められる人はある程度対応できるともありました。けど、脊椎を曲げるには限界があり、腰を痛めやすい人、筋量が少ない人はやらない方が無難。)
追加で言うならばこの人アンクリングが物凄いです。よく踵を動かしすぎるな、みたいなこと言われるんですがこれどう見てもやりすぎでしょ。ttならまだしもロードバイクでここまで踵上げる人は中々いません。まぁこれが足にダメージ行かないように重いギア回してる証拠なんですけどね。
この人の場合は恐ろしいほどの体幹を持っています。マルティンのタイムトライアルの写真漁ってみてください。完全にやばいです。栗村さんは丸太に手足が生えてると言ってたそうですよ(笑)
しかし、このポジション、ケイデンスが高い人はあまり向いていないんじゃないでしょうか?根本的に背中を丸めるとタメが出来て、思いギアを踏みやすくなる感覚があります。(やりすぎると腰をいわします。)
空気抵抗の削減は重要なのでここまで掘り下げました。
まとめ
という訳でエアロポジションについて書きました。こんなもんでは終わりません。ええ終わりませんとも。まだttバイク上での特徴について4人くらいいますからね。(いざ書いてみたらもっといたけど。)どしどし書いていきます。
PATR2 へ続く。
下記の記事は今回の内容と合わせてみていただくと効果的かと思われます。
是非ご一読ください。
ポジション編
・ロードバイクのポジション続編(他のプロ選手を加えて更に考察 ポジションpart2)
・ロードバイクのサドル高の斬新な決め方(この基準で見る人はあんまりいない、はず)
・ポジション論での衝撃(ここ数年の悩みが解けたような、、。)
ペダリング編(現在3part構成、1から順に読むのが一番すんなり入るかと。)
・私のTT能力()が大幅に変わったペダリングについて(ペダリングpart1)
↑初心者にオススメ!
・カンチェラーラのペダリング(ペダリングpart2)
↑今回の記事で言及できなかった部分の追加。
・ホイールとペダリング (ペダリングpart3)
↑これはかなり重要。見落としてる方も多いと思います。
・見にくい方に向けてこちらに整理してあります。
、、その他!興味ある方は流し読みでも如何でしょう?(笑)
・パワートレーニングについて(人によっては衝撃的かも?)
(クロスバイクを改造する、した方に見てもらいたい!並大抵の改造を超えています。)
長々くだらないこと書きましたが最後まで読んで頂いてありがとうございました。
あと何か意見がありましたら是非コメントしてください。色んな人の意見が加われば更に記事の質を上げることが出来ますので!
皆さんのお役に立てれば。
では!
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