世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング(ツールドフランスの科学)読んだ。
最高傑作レベルの内容。
ツイッターで見かけて気づいたときには家に届いておりました(白目)。
こういうトレーニング本はあんまり買いません。何故ならどっかの記事でも書きましたけどトレンドの如くころころ変わっていくからです。
ですが今回は西園さん監訳ということで決定。この人はすっごい科学的に考察し、実践し、結果を残しています。
感想
トレーニングの示唆というよりは現場でのインタビューと考察の繰り返しという感じが近いと思います。少なくとも今までここまで詳しく書かれているものはあまり見たことありませんね。なぜかゴールポーズがかっこいいマイケルロジャース先輩が多く登場(笑)。
タイトルの通りツールドフランスの第一線で活躍する人たちのトレーニングが書いてありました。そして何より素晴らしいのがほぼ全てに納得のいく根拠が科学的な論文で裏付けられているところです。
目次はこんな感じ。
序章
①パワーメーター
②バイクフィッティング
③ツールの為の燃料補給
④ツールの為のトレーニング
⑤バイクとホイールの革新
⑥塵も積もれば山となる(空気抵抗系統の話)
⑦酸素を求めて
⑧ピレネーとアルプス
⑨レースの燃料補給
⑩速やかな回復
⑪暑さに打ち勝て
⑫極限域での進歩(マージナルゲイン)2.0
まだ完全に把握しきったわけではありません。めっちゃ濃厚な内容です。目次に二つある様に食事についての話が結構ありました。私はトレーニングや運動生理学を一時期調べまくったのでそこそこ自転車に関する部分だけは詳しいつもりだったのですがそれでもまだまだ知らないことが出てきました。
それに11章は自分にとっては非常に有意義なものでした。
恐らくこれと同じレベルの知識を自分で調べるのは途方もないほどの時間がかかると思います。情報と合わせて選手のインタビューが入っているのはやはり大きいです。
絶対に読んだ方がいいかと思います。
そういえば佐野淳哉選手が読んでることをツイートしてましたね。
プロ選手でも参考になるところがあるのだからアマチュアの人は尚更必要なのではないかと思います。というかここまで知識持ってる人っているんでしょうか(笑)
一読をお勧めします。