雀鷹の宿

低身長なロード乗りの日記。半年の病気が少し改善し、やっとリハビリ開始!

ロードバイクの才能があるか調べてみた。

 暑いです。二つの高気圧で今年は地獄。私は田舎の方に住んでますが恐ろしいほど暑いのでヒートアイランド現象も相まって都市では阿鼻叫喚でしょう、、。

今回は前から気になってたスポーツ遺伝子検査を受けました。なんだかんだで機会が無く一年ぐらい遅れましたがやっとできました。

これです。

 

 

さて。この記事に到達するような方は遺伝子検査がどういうものなのか、または自分と比較して他人はどうか、を知りたい人なのではないかと思います。

まぁさっさと結果書いちゃいましょう。

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こんな感じです。個人的には安心という感じですね。ブログネタという点では微妙な気もしますがね、、。

actn3遺伝子は中間。これは意外でしたね。自分は驚くほど体も小さく細いので大きい筋肉が付かない体質だと思っていたので。もしかしたら、という言葉が入りますがもしかしたら速筋の割合は中間に収まってはいるが遅筋の割合の方が多い、という可能性もあると思います。加えて言うなら生活習慣でも変わってくるので何とも言えませんがね、、。

 

ace遺伝子(アンジオテンシン変換酵素)。血管拡張を促すもので筋肉への酸素供給が比較的スムーズであるかどうかを決定するものらしい。今回の私の結果は一応供給が高いタイプであったので少し調べましたが、詳しいことは分かりませんでした(笑)

いったん置いておきましょう。

最後にPPARGC1α ウィキが英語しかないので根拠としては分かりませんがミトコンドリア増殖を促す因子の様ですね。これも平凡。コメントに非常に困ります。ミトコンドリアはエネルギー生産の源なのでもともと生産量が多いか効率が高いと持ってる燃料の量が多いことになりますのでいいことだらけ、のはずです。サガンとかすごいんじゃないんですか?

 

はい、ace1に戻ります。完全な答えを提示してる学術記事はありませんでしたね。一応ランダム比較実験(エビデンスレベルは高い)を軍隊においてやった結果、

ace遺伝子がI/I型の方にトレーニング効果(持久、内容は不明)が強く出たらしく、しかも誤差とは到底言えないほどの差になってたそうで。ただ反対に大学生陸上選手で比較をしたところ目に分かるような優位差は見られなかった。

 

この論文だけ見ると実はDD型の方が優秀なのではないかという結果が出ています。

(無論上げたように現時点では矛盾する論文記事が荒れた相撲試合の座布団の如く飛び交っているのでこれが絶対とは言えません。それに加えて言うとR/X,I/Dのすべての組み合わせをかなりの母体数で比較実験してみないかぎり絶対的な答えは出ないでしょう。相互作用を及ぼしてる可能性も十分にあるので。)

 

 

( ゚Д゚)<シンジナイゾー、ワタシはサイノウ、アルモン、、あってくれや。

 

出来れば信じたくはありませんが仕方あるまい。今後の研究が待たれるところです。

 

こういうの見ると遺伝子結果って説明が適当なところありますよね(笑)完全な答えが出てないのにこういううたい文句で売り出しちゃうのは、、(笑)

 

追記8月19日

大学生柔道の論文で面白い一文がありました。

ACE活性は血管拡張や細胞増殖に 関わるが,ACE活性の低いII型は骨格筋の Type I線維の割合が高いことが報告されている。Type Iというのは遅筋です。つまり私が前述していた割合理論(笑)が当てはまるようです。

II型の人は血管拡張という面ではなく、遅筋繊維の優位という意味ではスプリンター以外にはいいですね。

陸上の話にはなってしまいますが筋肉の割合は以下の通りです

①世界レベルの短距離走者 typeⅠ 20% ⅡA(中間) 40強% ⅡB 37程度?%

②      中距離走者    60弱          40弱    5%くらい

③世界マラソンランナー     80%      20     zero~

 

よく速筋が中間筋に変わるという話がありますが、トレーニングによる変化はわずかだそうで。長距離も短距離も向き不向きがあるのは明らかですねぇ、、。

という意味ではホビーレーサーにとっては中間(筋ではなく割合の話)なのは汎用性が高くいいのでは⁉(笑)   

瀕死復活計画 6月28日。

前の記事でぶっ倒れた話。

それの復活の為に筋トレをまじめに始めます。

可能な限り最初から最後まで細かく書いていきたいと思います。

現時点の体情報。(2018 6/28 )

身長  160㎝ 股下 73.5㎝

体重  44.20㎏ (午後4時30分 食後3時間)

腕囲  20~21㎝   
腹囲  63~64㎝ 
大腿部 45~46㎝   
尻   82~83㎝   
脹脛  32㎝

 

筋肉をつける大きな理由としては冷え性の回復と自律神経の是正。ここで全身の筋肉の体積比を見てみる。

 

背中の筋肉(僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋)  1692㎤

足の筋肉 (大腿四頭筋、ハムストリング)  1913㎤

臀部の筋肉(大臀筋、中殿筋、小殿筋)    1643㎤

脹脛                      800㎤くらい 

肩、腕、胸、腹筋や体幹筋群        いっぱい?

↑3つを足すと5200くらい。

それに追加で肩とかの筋肉があるわけだけれど割合で考えたときによく言われる話、「下半身の筋肉は人間の筋肉の70パーセント」だと。

なるほど臀筋群+大腿+脹脛だったらそりゃ7割いくわ。

もともと自転車で大腿は太めになってたからリハビリで比較的早く戻るだろう、臀筋に関しては大きく差が出るような肥大も起きない気がするから体重で判断するしかないけど、まぁこれも問題なし。

ということでメニューとしては

大腿四頭筋ハムストリングスの筋トレ(体積及び熱量の確保)

大臀筋の筋トレ(体積及び熱量の確保)

背筋群の筋トレ(姿勢制御の為)

これでしばらくやってみるしかあるまい。

体脂肪が10パーくらいになり、出なかったハンドベインも出て、腹筋も浮き出やすくなっている。下半身の筋トレは余り行っていないから体重変化はまだなし。本日6月28日から開始。

 

 

   

 

 

 

UCIがディスクブレーキをロード、BMXで全面解禁へ!!

直近3年間でロードレースでは試行としてディスクブレーキを使用するチームがあった。しかし遂に今年の7月1日からディスクブレーキの全面使用許可が下りた。

https://cyclowired.jp/news/node/267847

 

マルセルキッテルなどが使用していたり、色んな選手がディスクブレーキについての意見を言ってるのをたびたび見てきたから気にはなっていたがとうとう解禁とは。。

 

マウンテンバイクよりロードレースは機材の制約が恐ろしいほど厳しい。詳しい人なら知ってると思うがアワーレコードのクリスボードマンなどの工夫と努力が後々消されることになったのはロードバイクという範囲においての規定が異様に厳しいことが原因だ。

ロードレースは基本的には全天候型のスポーツ。

雨は勿論、雪の日でもやり、下りを100㎞/h近い速度で下っていく。幸い近年は落車が原因で命を落とす事故はほぼ起きていない。これは主にヘルメットやコース選びなどの功績だと思うが一番下りで生命線であるブレーキに関して今回制動力の高いディスクブレーキを解禁したのは本当にいい判断なのではないかと思う。

パリルーベなどの悪路走行ではリムブレーキは役に立たなくなるからクラシックでは積極的に使われるべきだし。

 

最近は色んなメーカーがマウンテンバイクだけではなくロードバイクの、しかもフラッグシップモデルにディスクブレーキを採用する様になってきていた。私の乗ってるspecializedももちろんcanyonやメリダ、プロチームが使用しているバイクがディスクブレーキを採用してるとなるとこれからディスクブレーキの占める割合が大きくなっていくのではないかと思う。

 

 

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ディスクブレーキをまだ私は使用したことが無い(笑)けれど、その内使うことになるでしょうね、、。試乗でもいいから一回使ってみたい。かなり制動力が高いというのはあらゆるユーザーから得られている意見であるが自分で体験してみないとそれがどれだけすごいものなのか分かりませんからね。市民レーサーやただロングライドしてる人には関係ないけどuciルールが適用されるプロの人たちの中には嬉しい人もいるんじゃないのかな。。

【第1回】自律神経失調症と冷え症とパニック的発作の話[忍耐期]

ワタクシは幼少期からかなり重度の冷え性アトピーを抱えていました。小学生の時、ある日家族で夕飯を食べていた時です。私の足が兄の足に当たった時兄の体は跳ね「なんだお前の足!氷かよ!」とツッコミを受けたのを今でも鮮明に覚えています。

それほど酷くてもしんどかったという記憶が無いのは遺伝だったのか記憶あるうちからそれが当たり前だと思っていたからです。(実は遺伝とかの話は詳しくできるのですが今回の趣旨とは関係ないので別の記事でします)

しかし冷え性という存在そのものを高校生くらいまで知らなかったので「あ、これって女の人に多い冷え性なのか」と(当方男です)。

 

 

熱中症(熱疲労)

以前の私の倒れたときの記事を読んで頂いた方はご存知かと思いますが、8月に熱中症で倒れました。(室内のローラーが原因です。)4日間ほどは寝る時以外今にも吐きそうな感覚が延々と続く感じです。物は当然何も食べられません、飲み物も1日でコップ一口飲めるかどうか。たまたま倒れた程度ではここまでアカン症状が出るはずないと思ってたので近所にある内科に行きました。

 

診断は「お腹の風邪、ですかねぇ?」

 

え、お腹の風邪ってそんな何かをきっかけに発症する代物じゃなくね?とは思いましたがとりあえずもらった薬を飲みました。

一時的な復活と巻き戻し

受診後1週間薬を飲み安静にしましたが状況はほぼ変わらず。連日続く吐き気と食事のとれない状況が8月の最後まで続きましたが夏休み明けに学校に行くとしんどい部分はありましたがかなり収まったようでした。そして9月の2週目くらいでしたかね?やっぱり体調が酷くなり学校に行く力も無くなりました。

とある薬局にて。

私の父が昔ガンにかかった時にお世話になったある方のところへ行くことにしました。そこで先生に診て頂いたときに「熱中症をこじらせた可能性がある」と言われました。そんなことがあるのかと疑問に思いましたが、

 

冒頭でお話しした冷え性です。こいつが体調不良の威力を倍増させていたらしいです

 

漢方とか、東洋医学では舌診というものを行うことがあります。舌の色で体調を把握することが出来ると。この時の私の舌は「真っ白」だったそうでとんでもなく酷い冷えが私の体に到来しておりました。確かにこの時1か月近くろくなものを食べなかったせいで元々50㎏(160㎝)だったのが41㎏程度まで落ちていましたから冷えやすくもなっていたのでしょう。全身のあらゆる部位が氷の如く冷たくなっていました。しかもこれから寒くなる時期。運が悪いとかそういうレベルの問題ではありません。

ちょっと整理しましょうか。

1熱中症が「引き金」で自律神経が乱れた。

2もともとの体質的な問題で冷え性が凶悪的なレベルだった

3目が覚めている時は絶え間なく吐き気があることにより飯を食べず体重が激減。 ↑テレビでやっとるようなダイエットより100倍効果ありましたよ。痩せませんでした、やつれました(笑)

この時期の段階ではここまでの知識が限界でした。それが悪かったのでしょう。ここから半年近くの文字通り「地獄」が待っていました。(hellじゃhell)

恐らくこれから先あれほどの地獄は2度と体験しないでしょうし、絶対したくありません。

実は私その時受験でした。つまり9月時点で試験まで5ヶ月しか無かったのです。

しかもこの上記の体調で学校の授業に単位を取る為に出席し授業を受け定期テストも受ける必要がありました。これに絶望しない方がいらっしゃったら是非友人になりたいです。コメントしてください(笑)

 

第一地獄「水地獄

10月が地獄第一段階です。学校に行く手段は最初は自転車でしたが(7㎞程度)、朝食及び水を取ると100パーセントとんでもない吐き気が出るので乗れなくなりました。関係はないですけど倒れた時にしていたことが自転車でしたからね、一時的な恐怖症になり乗れなくなり、甘えではありますが車での送迎をしてもらいました。

恐怖からパニックへ

そしてタイトルに書きました二次的な弊害でパニック症状に近しいものが出ます。1か月以上ずっと吐きそうな状態が続いてるので学校の授業中に平然と耐えられる気がせずそれだけで恐ろしくなりました。ですが単位を取らなければ卒業が出来ない。どんな状況でも可能な限り行かなければなりません。授業中は吐き気とそれによる多量の生唾を50分間我慢し、冷えによって青くなった(紫かな?)爪に息をかけ温めました(無駄でした^^)休み時間はひたすらに机に突っ伏して我慢。水をコップ1杯弱を一度に入れると胃がひっくり返るかのような吐き気が1時間以上続くので学校では断水。家でも一瞬吐き気が収まった時にちょっと入れる、という感じの生活。

ちなみに食事は1日に1回おにぎり1個が食べられるかどうか。

歩けない

歩くと吐きそうになるから。

 

10月の歩けない時の感覚は「水素爆弾をもって目隠ししながら綱渡り」です。

気を緩めると吐きます。(吐くという行為は私が色々な病気の中で最も嫌なことで嘔吐恐怖症みたいにもなってるのでここまで拒絶しています。)歩くのも恐怖。立つのも恐怖。しんどすぎて泣く力もないほどでした。頬はこけ、上半身の筋肉はほぼ全て無くなり並大抵の骨皮ではございません。

それを1ヶ月くらいやってたんですけどさすがに精神的におかしくなりかけたんで(マジで)11月の8割は休むことにしました。まぁ1ヶ月休んでも大して変わらなかったんですが12月になって足湯を頻繁にし、24時間湯たんぽを抱え続け24時間続いていた吐き気は収まり始めました。しかしまぁ吐き気はありますよ勿論。ちょっと弱まったんで少し自由に「歩ける」ようになりました。

第二地獄「灼熱地獄

 12月は焼けました。実はいい方向に戻ってきた証ではありました。

どういうことかというと、11月まで胃腸が冷え切り動きが皆無でした。それが少し改善し胃が動き出したのですが数か月食事量が10分の1になっていたことで胃の粘膜がかなり薄くなっていたのです。胃が動くということは蠕動運動及び胃酸の分泌が促されるということです。

なので粘膜が無い所に調整の無い酸が降りかかったらどうなるか。

 

「下手に焼けます」(ふざけんなマジで(^--^#))

 

 冷えが落ち着くまではひたすら忍耐。それが終わったら粘膜の修復作業。これは継続的な食事でしか回復させることが出来ませんので、じっくりゆっくり食事量を増やさなければいけないのです。

「おいおい、、。こっちには時間ないんですが、、?」

12月、センター試験は1か月後、というかこの事実が判明したのが12月の中盤。あと半月ちょっとで1日拘束される試験会場に行くのか?本当にこの時は絶望し今年は受けることも無理だと確信しました。センター試験と私大の試験が4つほどあったので。(実際に浪人してますケドね。)

ここから体調vs試験の戦争はまた今度書きます。

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 余談

 

因みに。いっつもロードの机上の空論やってる私がこんなことをやっているか。2度と忘れないようにするためです。いやでも忘れることなど出来ませんが数年たてば地獄の経験は薄れ、この時の鮮明な記憶というものは改変されていきます。このはてなブログというものが無くならない限りここに残るので当時の記録としてまたいつか見ることがメインの目的です。まぁブログにする必要もない気もしますが見られていると思った方が筆も乗り、気合も入るということで、、。

 

今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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ロードバイクのサドルの高さの話。(PART2・クリート位置について)

3月にサドルの高さについての決め方をプロのポジションを交え書かせて頂きました。

今回は更に厳密に考え、皆さんのロードバイクライフの一助になれば。

 

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引用元

https://www.velonews.com/2010/06/news/cancellara-calls-motorized-bikes-claims-stupid-as-uci-looks-at-scanning-bikes_119452

前回の最後に書きましたが、

 

プロのサドルは基本的には皆さんが思うほど高くありません。

別に私も実際にプロトンの中に入って一人ひとり見た訳ではないので確実ではありませんが傾向として高くはありません。

ロードバイクにおけるサドルの高さとはいくつかの要素が絡みます。

今回の目次。

 

 

1.サドルの高さ(ボトムブラケットからサドルトップまで)

まずは前回のように「ある程度」決めます。個人的には前回の3番目に採用しましたつま先理論を使うことをお勧めします。これでサドル高が完ぺきに決まる人は恐らく10パーセントもいない気がします。(あのエディメルクスもサドル高を頻繁にいじり、レース中に変更させるほどだったそうで。)

それは下の要素があるからです。

 

 

2.クランクの長さ(一般には165㎜~180㎜くらい)

よく聞くのは身長の10分の1、と言いますがこれはどこの国の人が考えたのでしょうか?フランス人とかなら適用しても問題ないですね。足の長さの身長比率が高いですし、そもそもその国の身体的特徴から導き出されたのであれば正解に近いものではあると思います。

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ただ、身長を基準にするのはいささか安易でしょう。サドルの高さやクランクの長さなんてのは股下がすべてなのだから、上半身を阻害して考えなければ大きく誤差が出てしまう。正直私はクランクの長さの正しい選び方は分かりません。自分で股下を測り、45,6パーセントくらいだったら身長の10分の1くらいでいいとは思いますが速度をひたすら求めるのであれば違うブログで探してみるのをお勧めします(その内私も書くとは思いますが。)

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サドルに話を戻しましょう。

サドルの延長上にクランクがありますね。(サドル高+クランク長が実質的なサドル高)

クランクが短い場合(165㎜と仮定)帳尻合わせでbb~サドルトップは長くなり逆に極端に長ければ(180㎜と仮定)短くなります。長さを間違えてしまうと最大で1.5㎝も差が出ます。(勿論そんな極端なことをする方はごく少数ですので一例として考えてください)

 適切なサドル高はある程度適切なクランク長が必要であるということが理解していただけると思います。

 

 

3.クリート位置(超絶重要、最重要)

これが今回の記事の本題です。クリートの位置は「浅い」「深い」という言い方で表されます。浅いというのはつま先寄り、深いのは踵、土踏まず寄り。

クリートが浅いとサドル高が高くなります。もし高さを変えないと人によっては窮屈になり、浅すぎると踵を上げる努力の為に脹脛を酷使し、酷いと攣ります。

反対に深いとサドル高が低くなります。もし高さを変えなければ足が伸び切り力がうまく入らない、下死点でつっかかる、挙句怪我もする可能性があります。

無論極端なのはダメですが私が個人的に押すのは「深め」です。

少し深めにするというのは第三中足骨のつなぎ目がシャフトの真上に来るくらいです。もっとわかりやすくすると母指球がシャフトより数ミリ前に出るくらいです。1㎝はやりすぎ、ですが人によっては問題ないかも?

前回とこの記事の最初の答えは

「プロは全体的にクリートが深い位置にある」から、です。

深いクリートで有名なアダムハンセンでのインタビューで根拠があります。

 

とある記事でサドルの高さを決めてからクリートの位置を後付けする、みたいなものがあったんですが、これはちょっとどうなのかな?とは思いました。サドルの高さを決めるのに順序はなく全てを平行してやる必要があり、あっちを調整したらこっちを合わせるなんてのは当たり前なので初心者の方は特にそうするべきだと思います。

あとプロが高めのサドルより低めにする可能性が高い根拠もあります。高めのサドルってどうしても膝を怪我しやすいんですよね。ロードレースは冬場以外はすごい数レースに出るので怪我をするのは非常に危険な訳です。その証拠にプロの皆さんは物凄く怪我に対してのケアを重要視しています。マッサージはステージレースでは毎日受けるし、健康管理は厳重です。

 

GCNのチャンネルでは「クリートは何色を使っていますか?」という動画でも意外に日本では「初心者向け」と謳われているシマノの黄色クリートの使用率が高く、赤はスプリンターくらいしか使用していません。少しの可動域がある方が全体的に使われるようです。そして理由が「怪我をするリスクが高い」がで多いですね。(英語の動画ではありますが英語の字幕がきれいですので自動翻訳の日本語でもかなり理解できますから一度ご覧になってはいかがでしょう?)

 

クリートで怪我を気にしているプロ選手がリスクがある高めのサドル高にするか、いや、しないでしょう。

クリートが深く、サドルが低いと一見膝が下死点で150°くらいになりますし、    落差は大きいしであんまり低く見えませんが上記のような理由で大抵のプロはサドルに乗っかった状態で地面にギリギリ足が付くのです。

係数を使用するならちょっぴり股下を切り捨てとかすればいい感じになるかも(笑)

 

ペダル及びシューズ、クリートのスタックハイト

 程度はあるので敏感な人は感じますがあまり気にならないでしょう。スタックハイトが1㎝も違えばシムを挟んだ方がいいですけどそれ以下ならあんまり関係ないかな?

まぁペダルメーカー各社で大きな差が無いことが理由でしょうけれど。。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

詳しい方は目新しい情報はないかもしれませんが初心者の方にはちょっと気になるところもあるのではないのでしょうか?

人間のカラダと同じようにロードバイクも様々な要素が絡んでいて簡単な解決法など絶対にありません。色々試行錯誤して最高な妥協点こそが答えに近いと思います。

さぁ試行錯誤しましょう!沼は楽しいものです。

 

クリートの決め方も結構重要ですので今度GCNの動画を書き出してみたりしようかなと。

 

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

ペダル変更。(LOOK KEO BLADE CARBON)とクリート位置について

タイトル通り変えました。

前々から性能云々ではなくただかっこいいペダルが欲しくて探していました。lookのケオブレードの踏み面のlookというロゴがかなりカッコよかったので目を付けていたところ某オークションでクリート付き新品で10000だったので買ってしまいました。。

 
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クリート位置は一番後ろ(かかと寄り)、第三中足骨と基節骨の接続部の少し後ろがスピンドルにドンピシャになる様に。クリート位置ってかなり悩む部分だと思いますが決め方はしっかりあります。あと一応左右に関しては真ん中にしておきます。

 

前までは色んな所で母指球がスピンドルに乗る様に、というのがありましたけで現在では母指球と小指球を結んだ線の中間がスピンドルに来るように、になっているようですね、GCN(grobal cycling network)のyoutubeチャンネルでクリートセッティングもありますがこれも大体は結んだラインになる傾向が高そうです。

 

足のサイズがそこそこ大きい人は問題ないんですけど足の小さい私はクリート穴が比較的前進しているのでどうしても前よりのセッティングになってしまうのでなんとか一番後ろにしてぎりぎりです(笑

 

走った感想

12Nm でしたが結構外すとき固く感じる人もいらっしゃるようだったので不安だったのですが完全に拍子抜けでした。軽ーく捻っただけでパキッと気持ちよく取れます、凄い気持ちいい音で、意味もなく付けたり外したりするほどです(笑)

 

本当に5㎞くらいを低強度で流した程度ですが、踏み込んだ時に小指側が落ちる感覚がします。なんか安定しない感じですかね?上手く伝えられませんが、、。ちょっと不安な感じがするのですがクリート位置と私のペダリングに問題がある可能性が非常に高いのでそこはその内追記します。

 

あとはペダルがくっそ軽いです。

まぁそもそも使ってたペダルがシマノのエントリーモデルのslだったので「よいしょっと」という感じでしたが今回のペダルはペダルの存在感がいい意味でありません。ロングライドにはぴったり適していると思いますよ。

 

追記 

原因が判明。

びっくりするほどつまらん理由ですが、フロートが大きいから。だから外側へ滑り落ちる感覚があると思われる。こればっかりは練習して慣れることで改善するでしょう(笑)

今回は適当できですがこんな感じで、、。

 

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ロードバイクの正しいホイール選び!理論からいきましょう(永久保存版)

ど うも、いつもポジションとかペダリングを書いてますが、ネットの記事を見てて色々間違いもあるみたいなので私の意見をズバリと記載しておきます。

今回重要になってくるのは「永久保存版」というフレーズです。

これは何故だかわかりますか?言うまでもないとは思いますが、、。

「ホイールは年々変わっていくから。」

これはとても大事な話なのです。

たとえを出しましょうか。2016年モデルのzonda。これはとても優秀なホイールです。基本的に軽く、リムハイトは低めだがその代わりにリム重量も低く、まぁ、硬すぎないという利点がありました。実際のところ試してはないので数字上の話ですが、基本的にはzondaはあの値段にしてはいい所だと思います。

 

しかーし、2017年のzondaは変わってしまった、、。

ワイドリムっていうのはリムが少し広がりますよね、当たり前ですけど。

それによってリム重量が増えてしまうんですよ、これはいろんな面でマイナスです。

 

最近ワイドリムが流行ってますね。空気抵抗とかタイヤの変形とか。これは今はいいんですけど年数がたってメーカーが「やっぱりこれの方がいいよ」と新しい型を出して買わせる業界なので2016のzondaがいいよ、と言っても10年後には全く市場が変わってる可能性が大です。

 

巷でこんな話があります。

重いホイールの方が慣性で出て速いんダヨ。」

うーん、どこから話したものか。(笑)

慣性っていうのは速度が上がれば上がるほど働いてきますが、自転車の速度程度ではまともに働きません。

 

ここでもう既に破たんなんですが、どうしてこんな誤解が生まれたか。

(詳しい面倒な話なので結論が知りたい人は後ろのほーへ)

理由はあります。重いホイールは車で言う所の「フライホイール効果」が生まれます。まぁペダリングが矯正されやすいんですね。(自分のペダリングを直せるというのではなく勝手に補正が掛かってしまうということです。いいことではありません)

つまり、くそ下手なペダリングでもそこそこ走れるということです。これはロードバイクで上昇志向のある人にはいいことではないですねぇ、、。

誤解の順序を予測してみると恐らくこうです。

 

 

重いと言われるホイールを初心者が購入。

さぁインプレだ!あれ、なんかペダルが回るのぅ、、。速く走れてるじゃないか!!

はっ、重いから慣性が働いたのではないか?それで速く走れたのか?

重いホイールの方が慣性で出て速いんダヨ!

 

実際速くなった感覚は人によっては無きにしも非ず、ですしペダリングが踏む、回す、脱力による回さない、なのかで変わっても来ますが基本的には上のような流れがあってブログ、口コミで広がってこうなってしまったのではないか。

 日本人は皆口コミ大好きですから他人の言葉を1から10まで信じ込んでしまうことがあります。(私はそうでした。(笑))

しかし考えてみましょう。時速50㎞以上の高速の世界で走るプロはそんな重いホイールを使っているでしょうか?正確に言うと「慣性を狙って重いホイールを付けて」いますか?恐らく「ディープリムは重いじゃないか」という人が出てくるかもしれませんが、それは「結果」です。

 あれは時速50㎞前後の世界で多大なる影響を及ぼす空気抵抗の為です。重いのを狙っているのではなく結果的に重くなってしまった、ということが考えられるでしょう。(まぁリムの高さと重量比で慣性モーメントが変わるから重いといえるかどうかはまた別の話だけど(例:20mmで400g、50㎜で400g 意味が変わります。)

 

ここまでは慣性による速度上昇の間違いの指摘。次はペダリングです。

 

重いホイールで高速で回すのは愚行。回すならリム重量が軽いホイールでやれ。

 

という話です。

もしこれを読んでる人の中に初心者ホイールからかなりいいグレードに変えてことがある方は身をもって実感していると思いますが、発進時の軽さ、これが一番ではないでしょうか。発進時というのは所謂ゼロ発進。ゼロから1への加速です。

加速は軽いホイールの方がいいですが、逆に重いホイールはしんどい。これは根本的な重さとリム重量が関係してきます。つまりこうなります。

加速  軽量>重量

 はい、そして巡航速度。(ここでは20分から1時間くらいを想定。)

巡航  軽量<重量

はい、違います。これは間違いです。正確には「初心者及びペダリングが下手な人」に対してだけは正解です。

巡航というのは加速減の繰り返しだから。

1.相対的には軽量リムは慣性が低い。

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下手な人のペダリング (イメージなので数学的に考えたらおかしいです。多分)

極端というか適当ですがムラがあるということだけ分かって頂きたい。(スプロケットからクランクにかけてのチェーンがびょんびょんする人はまだ上手くはないということです。)

 3時、だけしかうまく力を伝えられない人というのはそれ以降加速することが出来ないので速度が落ちます。(微かに、ですけどね。)逆に重いホイールの場合フライホイール効果で3時以降力をかけなくても比較的落ちるのが緩やかです。

だから下手な人にとっては重い方が速い。

 

2.うまい人はどうなの?

ペダリングがうまいというのはここでいう「ペダリング効率が高い」人です。さっきの人とは違って1時から3時、もしかしたら6時のけりだし、そして引き足区間でマイナストルクを発生させない、としましょう。(ここまで来たらもはやプロですけど。)

 

その人が重いホイールを使うとどうでしょうか。答えは簡単。

「足を無駄に削る。」

さっきも言いましたが巡行は加速減の繰り返し。速度維持というのは減速しないために加速します。加速がしにくいホイールというのはペダリングの多くの区間で力をかけられる人にとっては壁のようになります。逆に軽い、加速しやすいホイールだとどうなるか、ここまでくればもうお分かりでしょう。

「速い。」

加速する区間が多い=減速区間が少ない ということです。

減速しにくいわ、加速しやすいわでウハウハですね。かなり端折りましたがこんなもんです。

 

今回の目的として「ホイール選び」を出しました。結果はこうです。

 

1.これからドンドン速くなりたい!!

→迷わず「リム重量が軽いもの」を選ぶべし!下手なうちは遅いがスキルアップの近道な上に上手くなれば劇的な加速をあなたにもたらす!

2.レースにも出ないし、ゆっくりサイクリングでいいかな!!

→重いホイールの方が長続きします。(スキルアップせずともある程度速度は出るので)ホイール寿命も長いものが多いし。あとは見た目で選ぶといいでしょう!かっこいいと乗りたくなりますからね!

3.迷ってる、今は速くなくてもいいけどどうしよう?

→軽いのを選んだ方がいいと思います。こういう方は最終的にどっぷりつかるタイプです。少なくともいいものを買っておけばいい気分で走れるし、ハマっていきます。もしどうしてもつまらなくなったりしたら友人にでも高く売りつけましょう(笑)低価格で抑えたものを飽きた後売るより、高価なものを後に売った方が純利益が大きいです。やったことがある人なら分かりマスよね?(笑)

 

あ、因みにどうして永久保存版と謳ったかというと、どの年でもこの上の理論は当てはまるので、いいものを見極めるための記事、という意図でつけました。

といった感じで流して書きました。分かりにくいので分かろうとしない方は結果だけ読めばいいというアホみたいな記事になりましたが、参考になると幸いです。

 

ではまた。 

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